日本人のための発音ガイド
日本語話者が特に苦手な英語の音を集中的に学習
L vs R
/l/ vs /r/日本語の「ラ行」はLでもRでもない。日本語のラ行は舌先が歯茎を一瞬叩く弾き音(フラップ)で、英語のLともRとも異なります。Lは舌先を歯茎につけたまま声を出し、Rは舌をどこにも触れずに巻きます。
カタカナの混乱
ライト = light? right? カタカナでは両方「ライト」になってしまう
/l/
舌先を上の歯茎に、舌の横から空気
/r/
唇を少し丸め、舌を後ろに巻く
よくある間違い
💡 ヒント: Lは舌先を上の歯茎にしっかりつけて「ル」。Rは舌をどこにもつけず、唇を少し丸めて「ゥル」。鏡で確認:Lは舌が見える、Rは見えない。
B vs V
/b/ vs /v/日本語に「V」の音がない。日本語では「バ行」しかなく、Vの音をBで代用しがちです。Bは両唇を合わせて破裂させる音、Vは上の歯を下唇に当てて摩擦させる音です。
カタカナの混乱
ベリー = berry? very? カタカナでは区別できない
/b/
唇を閉じて声を出し、開放
/v/
Fと同じだが声を出す
よくある間違い
💡 ヒント: Vは上の前歯を下唇の内側に軽く当てて「ヴー」と振動させる。Bは唇を閉じてパッと開く。Vは長く伸ばせるが、Bは一瞬で終わる。
TH (θ/ð)
/θ/ vs /ð/舌を歯の間に出す音は日本語にない。日本人は「S」や「Z」で代用しがちですが、THは舌先を上下の歯の間に出して息を通す独特な音です。θは無声音(think)、ðは有声音(this)です。
カタカナの混乱
シンク = think? sink? 「ス」や「ズ」で代用するとまったく別の単語に
/θ/
舌先を歯の間に出す
/ð/
THと同じだが声を出す(the, this)
よくある間違い
💡 ヒント: 舌先を上下の歯の間に少し出して、息を吹きかける。θは息だけ(think)、ðは声も出す(this)。最初は大げさに舌を出して練習し、慣れたら自然な位置に。
カタカナ英語の罠
日本語に取り入れられた外来語と実際の英語発音の違い
カタカナ
マクドナルド
英語
McDonald's
日本語は5音節「マ・ク・ド・ナ・ル・ド」、英語は3音節で強勢は第2音節「ダ」にある。Dの後の母音も省略される。
カタカナ
アレルギー
英語
allergy
日本語「アレルギー」はドイツ語由来。英語ではaeの音で始まり、強勢は第1音節。最後は「ジー」ではなく「ジ」。
カタカナ
テーマ
英語
theme
「テーマ」はドイツ語由来。英語ではTHの音(θ)で始まり、1音節。「テ」ではなく舌を歯の間に出す音。
カタカナ
ウイルス
英語
virus
「ウイルス」はドイツ語/ラテン語由来。英語ではVで始まり「ヴァイラス」。最初の音はBではなくV。
カタカナ
エネルギー
英語
energy
「エネルギー」はドイツ語由来。英語では強勢が第1音節で「エナジー」。「ルギー」ではなく「ジー」。
カタカナ
チョコレート
英語
chocolate
日本語は5音節「チョ・コ・レ・ー・ト」、英語は2音節「チョク・リト」。大幅に短縮される。
カタカナ
アルコール
英語
alcohol
英語では強勢が第1音節。「アルコール」ではなく「アルカハール」に近い。最後のLも忘れずに。
カタカナ
カレンダー
英語
calendar
英語では強勢が第1音節「キャ」。「カレンダー」ではなく「キャランダー」に近い。aeの母音に注意。
カタカナ
ビタミン
英語
vitamin
英語ではVで始まり「ヴァイタミン」。第1音節に強勢があり、「ビ」ではなく「ヴァイ」。
カタカナ
アルミニウム
英語
aluminum
アメリカ英語は "aluminum"(4音節)で第2音節に強勢。イギリス英語は "aluminium"(5音節)。日本語とは音節数も強勢も異なる。